Ⅰ.周産期うつ病
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ニュートピックス
・2023年,FDAで産後うつ病の経口治療薬としてzuranoloneが承認された.2024年9月時点で本邦では未承認であるが,効果発現が早く今後期待される薬剤である.
治療のポイント
・重症度に応じて,薬物療法,心理療法,育児負担軽減などの環境調整などを選択する.
・薬物療法は,軽症では抗不安薬や睡眠導入薬などの対症療法,中等症および重症では抗うつ薬による治療を開始する.
◆病態と診断
A病態
・周産期うつ病の発症率は10%程度とされている.
・抑うつ症状の半数が妊娠中より出現しているとされ,従来産後うつ病といわれることが多かったが,周産期発症のうつ病と表記されるようになった.
・危険因子として,社会支援の欠如,予期せぬ妊娠,DV被害,低収入,対人交流の欠如などの心理社会的問題が指摘されている.
・周産期うつ病は双極症のリスク因子の1つである.
B診断
・診断には
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