GLうつ病治療ガイドライン 第2版(2017)
ニュートピックス
・2023年12月に,抗精神病薬ブレクスピプラゾールについて,うつ病やうつ状態の治療における新たな効能が追加された.
治療のポイント
・抗うつ薬の副作用は個人差が大きいため,患者1人ひとりのニーズに応じたアプローチが必要である.
・副作用を管理しながらも,うつ病の治療目標を維持することが重要である.
・副作用に関しては,精神科専門医と密接に連携し,適切な対応をとることが重要である.
・抗うつ薬を選択する際には,薬理作用と副作用のバランスを考慮し,患者の状態やほかの薬剤との相互作用,生活習慣などに合わせた適切な薬を選択する.
・まれであるが重要な副作用にセロトニン症候群,出血傾向の増加,低Na血症,骨折リスクの増加,自殺念慮の増加(24歳以下)があり,注意を要する.
◆病態と診断
A病態
・抗うつ薬は,セロトニン,ノルアドレナリン,ドーパミンなどの