今日の診療
治療

大腿骨近位部骨折
fracture of the proximal femur
塩田直史
(国立病院機構岡山医療センター・整形外科・リハビリテーション科)

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GL大腿骨頚部/転子部骨折診療ガイドライン2021(改訂第3版)

ニュートピックス

・2022年4月より,緊急整復固定加算および人工骨頭挿入術(股)に対する緊急挿入加算や,2次性骨折予防継続管理料の算定が始まり,早期手術・多職種による周術期管理,さらには治療後の2次予防への対策が進んでいる.

治療のポイント

・骨折型と全身状態・患者の希望を考慮し,治療方針を決定する.

・早期手術,多職種による周術期管理,そして治療後の2次性骨折予防の取り組みが重要である.

◆病態と診断

A病態

・多くは高齢者の立った高さからの転倒のような低エネルギー外傷によるものである.まれに若年者でも,交通事故などの高エネルギー外傷によるものを認める.

・日本の大腿骨頸部/転子部骨折の年間発生数は2012年では175,700例で,男性が37,600例,女性が138,100例であった.

・本骨折を受傷すると,強い疼痛体動困難

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