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GL変形性膝関節症診療ガイドライン2023
ニュートピックス
・「変形性膝関節症診療ガイドライン2023」が作成された.
治療のポイント
・疼痛や変形の程度により保存治療が奏効する症例から手術治療が必要になる症例まで存在する.
・初期~中期〔Kellgren-Lawrence(KL)分類Ⅰ,Ⅱ〕の症例には運動療法などの保存加療が有効である.
・末期(特にKL分類Ⅳ)の症例で保存加療にて疼痛が軽減せず,ADL低下がみられる場合,手術可能な整形外科医への紹介を躊躇わないことが望ましい.
◆病態と診断
A病態
・変形性膝関節症(膝OA)は主に加齢に伴う膝関節軟骨の退行性疾患であり,膝関節痛,拘縮(可動域制限)および腫脹を主症状とし,進行すると変形(多くは内側型のO脚変形),筋萎縮などを認める(図).
・本邦における膝OAの患者数は1,000万人以上と推測され,高齢者のADLやQOLを大きく阻害する.