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GL1腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン2021改訂第3版
GL2神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン 改訂第2版(2016)
治療のポイント
・多くの症例では自然軽快もしくは保存的治療により改善を示すが,馬尾障害もしくは神経根症の神経症状を有し生活動作障害や就労困難な場合は外科的治療が望ましく,患者個々に合わせて適切な治療を選択する必要がある.
・最近登場した椎間板酵素注入療法は自然吸収されにくいとされる靭帯下滑脱型ヘルニアに対して適応であり,薬物療法が奏効しなかった症例に対しても有効であることがわかってきた.
◆病態と診断
A病態
・腰椎椎間板ヘルニアは変性した線維輪に断裂もしくは損傷が生じ,髄核,線維輪組織の一部もしくは終板軟骨が脊柱管もしくは椎間孔に突出,脱出する状態である.
・有病率はおおむね1%前後であり,20~40代の青壮年に多く,男性にやや多い.好発高位はL4/5,L5/Sであ
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