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治療のポイント
・確実な診断とタイミングを逃さない手術介入が重要であり,脊椎外科専門医へのコンサルトを躊躇しない.
◆病態と診断
A病態
・ほかの部位の感染巣などから,細菌が血行性に脊椎,椎間板,終板に取りつき感染巣を形成する.原発巣が不明なことも多い.
・阻血である椎間板に繁殖しやすいといわれている.炎症は椎間板から終板,椎体へと至り,骨破壊が進行するが骨硬化も伴う.
・椎間板障害や骨破壊が進めば不安定性が強くなり,強い軸性疼痛となる.
・膿瘍が形成され,硬膜外膿瘍や腸腰筋膿瘍となる.硬膜外膿瘍による硬膜管から脊髄,馬尾の圧迫による神経障害,麻痺が起こる.腸腰筋膿瘍により股関節伸展時の疼痛を訴える.
・頸椎より胸腰椎に多く,まれに椎間関節や仙腸関節から発症することもある.
B診断
・まず疑うことが重要である.
・発熱,強い安静時痛,年齢などで変性疾患にはない異常red flagsに注意することが