頻度 ときどきみる
GL本疾患に特化したガイドラインはない.「腰痛診療ガイドライン2019 改訂第2版」の一部に原発性,転移性脊椎脊髄腫瘍の記載がある.
治療のポイント
・神経症状(馬尾症状)がなければ日常生活動作の注意喚起を行いつつ,経過観察する.
・痛みがある場合は,まずは薬物療法を行う.
・日常生活を障害するほどの神経症状を伴う場合や臨床症状が徐々に増悪する場合,さらに骨破壊がありその後の症状の増悪が予想される場合には,手術的治療を提案する.
◆病態と診断
A病態
・馬尾に生じた硬膜内腫瘍であるが,脊椎の高位としては脊髄円錐部より尾側(通常第2腰椎~仙椎)に発生したものをいう.
・神経鞘腫が80%あまりを占め,ほかに上衣腫,まれに類上皮腫,傍神経節腫がある.ごくまれに悪性神経原性腫瘍や癌の硬膜内転移が報告されている.髄膜腫は腰椎に発生することはきわめてまれであり,厳密には馬尾腫瘍には含めない.
B診断
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