今日の診療
治療

骨髄炎(急性・慢性)
osteomyelitis
渡部欣忍
(帝京大学教授・整形外科学)

頻度 ときどきみる

GLMRSA感染症の治療ガイドライン2024

治療のポイント

・根治療法は,感染の鎮静化(デブリードマン,抗菌薬投与)と骨再建である.

・深部から採取した検体で起炎菌を同定し,適切な抗菌薬を投与する.

・大きな骨欠損の再建には,Masquelet法,Ilizarov法,血管柄付き骨移植術がある.

◆病態と診断

A病態

・骨と骨髄の感染である.

・小児では,先行感染巣から,大腿骨・脛骨・上腕骨骨幹端部への血行感染が多い.

・成人では,骨折・整形外科手術後の手術部位感染が多い.

・起炎菌としては,黄色ブドウ球菌が最も多く,ほかにもレンサ球菌や腸内細菌が原因となることがある.

・臨床的には,発熱,強い疼痛,局所の腫脹熱感発赤が特徴的である.

B診断

骨折関連感染症(FRI:fracture-related infection)の診断基準が近年提案されている.

・確定基準(confirmatory c

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