診療支援
治療

尿路・性器結核
genitourinary tuberculosis
和田耕一郎
(島根大学教授・泌尿器科学)

頻度 あまりみない

GL結核診療ガイドライン2024

ニュートピックス

・2022年の新規登録結核患者数は10,235人であり,そのうち肺外結核患者は2,369人であった.新規の尿路結核患者数(肺外結核に占める割合)は42人(1.8%),性器結核は7人(0.3%)で,1998年の227人,78人から減少傾向にある.男性の占める割合は尿路結核で26人(61.9%),性器結核で6人(85.7%)であった.

治療のポイント

・尿路・性器結核には,結核菌の存在を証明しうる活動期と,その後に組織の瘢痕や狭窄をきたして尿路の機能障害をきたす瘢痕期とがある.活動期のマネジメントは抗菌化学療法が中心となるが,瘢痕期は感染臓器の状態や症状,尿路の通過障害に対する処置や手術療法が中心となる.

◆病態と診断

A病態

・尿路・性器結核とは,肺などの一次病巣から結核菌が血行性,尿路の管内性播種により拡散し,二次的に尿路・性器で炎症

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