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GL1JAID/JSC感染症治療ガイド2023
GL2性感染症診断・治療ガイドライン2020
治療のポイント
・尿道炎の原因微生物として,Neisseria gonorrhoeae,Chlamydia trachomatis,Mycoplasma genitalium,Trichomonas vaginalisが検出されることが多く,それぞれに治療法が異なる.
◆病態と診断
A病態
・STIは,広義の性行為によって伝播される感染症である.
・男性では尿道炎,女性では子宮頸管炎が多い.
・陰部周囲の皮膚に病変をきたす性器ヘルペス,梅毒,尖圭コンジローマ,ケジラミ症なども含まれる.
・近年,オーラルセックスなどの性行為の多様化により,陰部外の直腸,咽頭,結膜などにも病変が認められる.
B診断
・初期診断は,尿道分泌物,尿沈渣のグラム染色(または単染色)により,グラム陰性双球菌(単染色の場合は双球菌)で
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