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GL間質性膀胱炎・膀胱痛症候群診療ガイドライン(2019)
治療のポイント
・IC/BPSを疑った際には,膀胱鏡でハンナ病変の有無を確認する.
・ハンナ病変があるものだけを間質性膀胱炎と呼称する.
・長期にわたる治療期間を要することが多い.
・種々の薬剤を組み合わせて治療する.
・膀胱水圧拡張術と経尿道的ハンナ病変焼灼術は有効である.
◆病態と診断
A病態
・IC/BPSは,頻尿,尿意亢進,尿意切迫感,膀胱痛,骨盤痛などの症状症候群を呈する慢性疾患である.
・ICとBPSとでは病態が異なることが明らかになってきた.
・病因は不明であるが,いくつかの病態は明らかになりつつある.
・尿路上皮機能不全,肥満細胞の活性化,免疫性炎症などの関与が考えられている.
B診断
・膀胱に関連する慢性の骨盤部の疼痛,圧迫感または不快感があり,尿意亢進や頻尿などの下部尿路症状を伴い,混同しうる疾患がない状態である.
・①自
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