今日の診療
治療

神経因性膀胱
neurogenic bladder(NB)
皆川倫範
(信州大学准教授・泌尿器科学)

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GL1女性下部尿路症状診療ガイドライン[第2版](2019)

GL2男性下部尿路症状・前立腺肥大症診療ガイドライン(2017)

治療のポイント

・神経因性膀胱の診断では,既往症の確認が重要である.原因となりうる既往症の発病や進行と,排尿障害の時系列に矛盾がないか注意する.

・神経因性膀胱の治療の主軸は,対症療法と合併症の管理である.

・難治症例や多量の残尿を認める症例では,専門医に紹介する.

◆病態と診断

A病態

・神経因性膀胱とは,神経系疾患による下部尿路全体の機能障害を総称する用語である.

・神経因性膀胱は,神経の障害部位と程度により病態が異なる.

・脳の疾患として,脳血管障害,認知症,パーキンソン病,多系統萎縮症,正常圧水頭症などが挙げられる.

・脊髄の疾患として,脊髄損傷,多発性硬化症,脊髄腫瘍,脊柱管狭窄症,椎間板ヘルニア,脊髄血管障害,二分脊椎が挙げられる.

・末梢神経の疾患として,糖尿

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