今日の診療
治療

皮膚瘙痒症
cutaneous pruritus
大塚篤司
(近畿大学主任教授・皮膚科学)

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GL皮膚瘙痒症診療ガイドライン2020

治療のポイント

・皮膚瘙痒症の治療は,まず原因の検索から始まる.原因が明らかな場合(肝疾患,腎疾患,血液疾患,リンパ増殖疾患,内分泌・代謝疾患,感染症,内臓悪性腫瘍,妊娠,精神疾患,薬剤など)は,それぞれの原疾患に対する治療を行う.

・ドライスキンによる皮膚瘙痒症の場合,スキンケアとして保湿剤の使用が推奨される.

・ドライスキンがない場合は,保険適用される治療として抗ヒスタミン薬,鎮痒性外用薬,漢方薬,ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液(注射)が挙げられる.

◆病態と診断

・皮膚瘙痒症のかゆみは一般に抗ヒスタミン薬が効きにくい.その原因として,ヒスタミン以外の起痒物質〔トリプターゼ,サブスタンスP,IL-1,-2,-6,-31,TSLP(thymic stromal lymphopoietin),TNF-α(tumor necrosis fa

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