診療支援
治療

重症薬疹
severe cutaneous adverse reactions
渡邉裕子
(横浜市立大学大学院講師・環境免疫病態皮膚科学)

頻度 あまりみない

GL1重症多形滲出性紅斑 スティーヴンス・ジョンソン症候群・中毒性表皮壊死症 診療ガイドライン(2016)

GL2薬剤性過敏症症候群診療ガイドライン 2023

治療のポイント

・早期診断・治療介入が予後を左右する.

・スティーヴンス・ジョンソン症候群/中毒性表皮壊死症(SJS:Stevens-Johnson syndrome/TEN:toxic epidermal necrolysis)の治療は,全身性ステロイドを中心に,最重症例では免疫グロブリン大量静注療法,ステロイドパルス療法,血漿交換療法を併用する.

・薬剤性過敏症症候群(DIHS:drug hypersensitivity syndrome)では,皮疹および全身状態の重症度に応じて,中等症以上では全身性ステロイド投与を行う.

Ⅰ.SJS/TEN

◆病態と診断

A病態

・高熱とともに粘膜・皮膚の水疱やびらんを起こす重篤な皮膚粘膜疾患

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