診療支援
治療

光線過敏症
photosensitive disorders
三澤 恵
(富山大学講師・皮膚科学)

頻度 ときどきみる

GL1色素性乾皮症診療ガイドライン(2015)

GL2慢性活動性EBウイルス病とその類縁疾患の診療ガイドライン2023

ニュートピックス

・「慢性活動性EBウイルス病とその類縁疾患の診療ガイドライン2023」により,種痘様水疱症の病名は種痘様水疱症リンパ増殖異常症へと変更された.

治療のポイント

・発症年齢や作用波長から疾患を絞り込む.

・小児患者では色素性乾皮症や赤芽球性プロトポルフィリン症など重篤な症状を呈する疾患もあり,慎重な対応が必要である.

・光線過敏型薬疹では,降圧薬,ニューキノロン系抗菌薬,抗腫瘍薬,消炎鎮痛薬など原因薬剤は多岐にわたる.

◆病態と診断

A病態

・通常は反応を起こさない量の紫外線や可視光線の曝露により,皮膚に異常反応を生じる疾患を,光線過敏症とよぶ.

・光線過敏症は内因性,外因性に分類される.内因性のものには色素性乾皮症,ポルフィリン症,日光じん麻疹,多形日光疹,

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