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GL掌蹠膿疱症診療の手引き 2022
ニュートピックス
・抗IL-17A/F製剤であるブロダルマブが,ほかの治療で効果が得られない掌蹠膿疱症に適用となった.
治療のポイント
・外用療法と全身療法を症状に応じて組み合わせる.病巣感染の精査や禁煙など原因除去も重要である.
◆病態と診断
・掌蹠膿疱症は手掌や足底に生じる無菌性の水疱,膿疱からなる疾患である.胸肋鎖関節や仙腸骨関節などに骨関節症状を伴うことがある.中年女性に好発し,喫煙者が多い.
・掌蹠膿疱症の病因はまだ不明な点が多いが,病巣感染,喫煙が悪化因子である.
・掌蹠膿疱症の診断は臨床的に行う.診療の手引きでは「手掌と足底,あるいは,その何れかの部位に新旧の無菌性膿疱を多発する疾患である.膿疱に混じて水疱を同時期にみることがある.消長を繰り返しながら慢性の経過を辿る」と定義されている.
・感染症,ほかの膿疱性疾患,
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