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ニュートピックス

・2023年にヨーロッパリウマチ学会より発表されたSLEの診療recommendationでは，活動性の皮膚病変の治療に対して外用薬，抗マラリア薬（ヒドロキシクロロキン），ステロイド全身投与を必要に応じて使用すべきであり，2nd line治療としてメトトレキサート（MTX），ミコフェノール酸モフェチル（MMF），アニフロルマブ，ベリムマブが示された．

治療のポイント

・第1選択として外用薬が使用される．ステロイド含有軟膏やタクロリムス含有軟膏が有用である．

・外用薬難治例に対して内服治療が考慮される．皮膚エリテマトーデスや全身性エリテマトーデスの皮膚病変に対してヒドロキシクロロキンが有効であり，さらに難治例ではステロイドの全身投与も考慮する．

◆病態と診断

・表皮真皮接合部に免疫グロブリン，補体が沈着することにより皮疹が生じる．皮膚エリテマトーデスのなかで最も多い皮