今日の診療
治療

にきび(尋常性痤瘡),酒皶
acne vulgaris and rosacea
出来尾格
(東京慈恵会医科大学講師・皮膚科学)

頻度 よくみる(尋常性痤瘡)

頻度 ときどきみる(酒皶)

GL尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン 2023

ニュートピックス

・日本皮膚科学会の「尋常性痤瘡治療ガイドライン」が改訂され,新たに酒皶が追加された.

・ゲル剤のみであった過酸化ベンゾイルのローション剤が発売された.

Ⅰ.にきび(尋常性痤瘡)

治療のポイント

・面皰(コメド)治療薬(アダパレンや過酸化ベンゾイルを含む外用薬)が中心となる.毎日の外用で面皰が抑制され,その結果,面皰から生成する炎症性病変も治療・予防できる.しばしば副作用の刺激感に対処する必要がある.

・内服・外用抗菌薬の投与は耐性菌誘導の懸念があるため,急性期(おおむね3か月まで)にとどめる.

◆病態と診断

A病態

・毛包漏斗部の過角化や,毛包内に分泌される皮脂の組成・量の変化により,皮脂が毛孔から排出されず毛包内に貯留すると,毛包が面皰となる.

・面皰内でアクネ桿菌などの常在微生物が周囲組織

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