頻度 よくみる
GL1褥瘡予防・管理ガイドライン 第5版(2022)
GL2創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン(2023)―2 褥瘡診療ガイドライン(第3版)
治療のポイント
・褥瘡の治療を考える前に,その褥瘡の原因とその理由を考える.リスクアセスメントによる予防に尽力する.
・褥瘡の急性期は,創状態が日々変化するので,慎重な経過観察を要する.
・難治な慢性創傷の管理には,バイオフィルムの除去を含む創傷衛生の観点が重要である.
・人生の最終段階では防ぎきれない褥瘡もあり,苦痛のない褥瘡ケアを目指す.
・創傷管理関連の特定行為研修を修了した看護師へのタスク・シフトも有用である.
◆病態と診断
A病態
・褥瘡は外力によって生じ,自立度の低下,低栄養,拘縮,過湿潤などが関連する.
・体重(自重)の反作用として身体に加わる応力が皮膚・軟部組織に3次元的に働くことで虚血性の傷害をきたす.
・褥瘡は主に骨突出部に生じる.特に骨の近傍
関連リンク
- 治療薬マニュアル2025/ヨウ素《カデックス》
- 治療薬マニュアル2025/スルファジアジン銀《ゲーベン》
- 治療薬マニュアル2025/トラフェルミン(遺伝子組換え)《フィブラスト》
- 治療薬マニュアル2025/アルプロスタジル アルファデクス《プロスタンディン》
- 治療薬マニュアル2025/(合剤)精製白糖・ポビドンヨード《ユーパスタ ソアナース》
- 治療薬マニュアル2025/ブロメライン《ブロメライン》
- 今日の治療指針2025年版/局所陰圧閉鎖療法 [■外傷処置]
- 今日の治療指針2025年版/齲蝕,歯髄炎
- 今日の皮膚疾患治療指針 第5版/褥瘡
- 今日の救急治療指針 第2版/創傷処置
- 今日の整形外科治療指針 第8版/褥瘡
- 今日の診断指針 第9版/熱傷
- 今日の小児治療指針 第17版/陥入爪