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ニュートピックス
・2022年に排卵障害の新たな分類としてHyPO-Pが提唱された.
治療のポイント
・挙児希望の有無によって治療方針が異なることに留意する.
・症状を改善するだけでなく,病因・病態を特定し根本的な解決を試みる.
◆病態と診断
A病態
・排卵障害によって月経周期の異常や無月経が引き起こされる.
・排卵周期は視床下部-下垂体-卵巣系(HPG系)と呼ばれる内分泌機構により制御され,HPG系の不調により排卵障害が引き起こされる.
・エストロゲン分泌が保たれているか否かによって無月経の重症度が異なる.
B診断
・18歳を迎えても初経を認めないものを原発性無月経,確立していた月経が3か月以上停止したものを続発無月経という.
・入念な問診や診察によって月経の状態や全身状態を確認する.
・LH,FSH,エストラジオール,プロラクチン,甲状腺ホルモンなどのホルモン検査を行い,HPG系の状態と排卵障害に
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