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GL1ホルモン補充療法ガイドライン2017年度版
GL2OC・LEPガイドライン2020年度版
治療のポイント
・妊娠を希望する場合と希望しない場合で治療目的・方法が異なる.
・妊孕性温存と提供卵子を用いる場合は生殖補助医療が必要となる.
◆病態と診断
A病態
・卵巣内の卵胞の枯渇により生じる.
・遺伝要因(脆弱X症候群関連疾患,ターナー症候群),医原性(卵巣手術,抗がん剤・放射線治療),自己免疫要因などが関係するが,特発性のものも多い.
B診断
・40歳未満の高ゴナドトロピン性無月経として診断される.
・血液検査ではFSH 40mIU/mL以上かつエストラジオール測定感度以下が目安となる.
◆治療方針
挙児希望がある場合は,時に起こる排卵を逃さないようにすることが重要である.
A挙児希望がない場合
低エストロゲンによるホットフラッシュなどの症状に対して,また,骨粗鬆症リスク,心血管疾患リスクの観点か