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GL骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版
ニュートピックス
・骨粗鬆症の予防と治療ガイドラインの改訂版が近々に刊行予定である.
治療のポイント
・50~60歳台前半の閉経後骨粗鬆症患者では,身長の低下や脊椎変形を伴うような脆弱性骨折を有する患者や,骨密度が-3.3SD未満ないし既存椎体骨折数が2個以上のような重症骨粗鬆症の患者はきわめて少ない.
・若年で両側卵巣摘出を行った女性や周閉経期の女性では,骨量減少の予防を,閉経後女性で骨量減少を認める場合には将来的な骨折予防を,すでに脆弱性骨折を起こしている女性では骨折の連鎖を防ぐことを治療の主目的とする.
◆病態と診断
A病態
・骨粗鬆症は,骨強度(骨密度+骨質)の低下により,骨折の危険性が増大した疾患である.
・女性に多く,骨量減少は閉経後に加速し,その後数年間継続する.骨量減少の最大要因は,エストロゲンの欠乏であり,そのほかに,運動
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