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GL1産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2023
GL2子宮内膜症取扱い規約 第2部 診療編 第3版(2021)
治療のポイント
・挙児希望の有無で治療が異なり,既婚・未婚かなどのライフサイクルを考慮する.
・現在の挙児希望がなければホルモン療法を第1選択とする.
・挙児希望があれば,早期の妊娠に向けた積極的な不妊治療を行う.
・症状が強い,病理学的検索が必要な場合は手術を検討する.
・進行性・難治性で,悪性化することもあり,慢性疾患として生涯にわたる管理を必要とする.
◆病態と診断
A病態
・子宮内膜もしくはその類似組織が子宮外で発育・増殖する,エストロゲン依存性疾患である.
・骨盤腹膜,卵巣,骨盤深部に好発する.病変部位で出血・炎症を起こし,血液を含んだ嚢胞や癒着が形成される.
・消化管・尿路系・胸腔内・皮膚などに発生することもある(稀少部位内膜症).
・生殖年齢女性の約10%に発生し,疼痛・不
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