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GL産婦人科診療ガイドライン産科編2023
治療のポイント
・胎児発育不全(FGR:fetal growth restriction)の原因となりうる母体側因子が存在する場合には,その除去をまず考える.例えば喫煙はFGRのリスク因子であり,禁煙の指導が第一となる.
・妊娠高血圧症候群や自己免疫性疾患,慢性腎臓病など,母体合併症によるFGRが疑われる場合には,母体に後遺症をもたらすことがないように妊娠終了時期を決定する.
・胎児が子宮外で生存できる時期であると産科医が判断したならば,超音波検査による胎児血流や羊水量,胎児行動の評価と,胎児心拍数モニタリングによる胎児心拍数変動のパターンの評価を行いながら,至適娩出時期を決定する.
◆病態と診断
A病態
・FGRの原因は母体因子,胎児因子,胎児付属物因子に大別される.母体では高血圧や腎疾患,抗リン脂質抗体症候群など,胎児因子としては胎児遺伝学的