今日の診療
治療

胎児機能不全
non-reassuring fetal status(NRFS)
南佐和子
(和歌山県立医科大学病院教授・総合周産期母子医療センター)

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GL産婦人科診療ガイドライン産科編2023

治療のポイント

・娩出時期や方法について迅速に検討し対応する.

・日頃より超緊急帝王切開のシミュレーションを新生児科,麻酔科,手術室なども含めて実施しておく.

◆病態と診断

A病態

・胎児機能不全とは,妊娠中あるいは分娩中に胎児の状態を評価する臨床検査において「正常ではない所見」が存在し,胎児の健康に問題がある,あるいは将来問題が生じるかもしれないと判断された場合をいう.米国のNRFS(non-reassuring fetal status)に相当する.

・疾患ではなく,胎児の酸素化が十分でない状態をすべて包含し,それに伴う循環不全など多くの生理的,生化学的な変化を示唆している.

B診断

・分娩時に胎児の心拍数を陣痛とともに連続してモニタリングする胎児心拍数陣痛図(CTG:cardiotocogram)および陣痛のない状態でのNST(ノンストレステス

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