今日の診療
治療

新生児の低血糖
neonatal hypoglycemia
河井昌彦
(京都大学大学院特定教授・新生児学)

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GL先天性高インスリン血症診療ガイドライン version 1.1(2017)

治療のポイント

・低血糖症状の有無で介入の要否が異なる.

・低血糖のリスクの有無で介入の閾値が異なる.

・出生後の時間によって介入の閾値が異なる.

◆病態と診断

・出生後血糖値は,生後1時間までに急速に低下するが,低血糖のリスクを有さない児の血糖値は生後2~3時間頃までに上昇安定する.血糖値の上昇に重要な機構は①肝グリコーゲンの分解,②糖新生,③脂質の利用で,その背景には,低血糖をトリガーとしたインスリンの抑制,グルカゴン・成長ホルモン・副腎皮質ホルモンなどインスリン拮抗ホルモンの分泌促進が欠かせない.

低血糖のリスク因子には,①ブドウ糖の消費が過剰となる感染症・呼吸障害などを有する病的新生児,②早産児,低出生体重児,SGA(small for gestational age)児,③糖尿病母体児,巨大児,④種

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