今日の診療
治療

新生児の敗血症,髄膜炎
neonatal sepsis and meningitis
木下大介
(京都第一赤十字病院・新生児科副部長)

頻度 よくみる(在胎週数別の1,000出生あたりの早発型の発症頻度は,37週以上:0.5,34~36週:1,29~33週:6,25~28週:20,22~24週:32と報告されている)

治療のポイント

・新生児,特に早産児は未発達な免疫系のため,敗血症のリスクと死亡率が高い.

・初期症状は非特異的であるため,敗血症の疑いがある場合は,すみやかに培養検体を採取し抗菌薬を投与する.

・新生児への長期間の抗菌薬曝露は種々の健康障害の一因となるため,抗菌薬適正使用を心がける.

◆病態と診断

A病態

・生後72時間以内に発症する早発型敗血症(EOS:early onset neonatal sepsis)と,72時間以降に発症する遅発型敗血症(LOS:late onset neonatal sepsis)に分類される.

・EOSは主に母体からの垂直感染であり,原因菌は早産児ではEscherichia coli,正期産

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