今日の診療
治療

早産児の貧血
anemia of prematurity
上野大蔵
(浜松医科大学医学部附属病院・地域周産期医療学)

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GL新生児に対する鉄剤投与のガイドライン2017

治療のポイント

・出生後の時期によって貧血の原因が異なるので注意する.

・検査値のみならず全身状態,貧血症状の有無によって治療の適応を検討する.

・治療中は定期的にHb,Ht,血清鉄,フェリチン,網赤血球数などをフォローする.

◆病態と診断

A病態

・早産児は造血能が未熟なため出生時から貧血を呈することがある.

・生後4~8週間で生じる早期貧血では造血能の低下,生後16週以降に生じる晩期貧血では鉄欠乏が主な病態となる.

B診断

・人工呼吸管理,酸素依存のあるHb 12g/dL(Ht 35%)以下,慢性期であればHb 10g/dL(Ht 30%以下)以下で貧血と診断し,貧血症状(多呼吸,無呼吸,頻脈,乏尿,浮腫,心雑音,哺乳不良,体重増加不良など)の有無,週数,日齢などを考慮し治療を検討する.

◆治療方針

 急性期や全身状態が不安定な児に対しては赤血球

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