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GL1抗微生物薬適正使用の手引き 第三版(2023)
GL2小児呼吸器感染症診療ガイドライン2022
治療のポイント
・抗菌薬治療におけるプロセスとして,初期治療の選択,病原体特異的な治療への最適化(de-escalation),治療効果の判定,内服治療への移行,治療期間の決定を意識する.
◆病態と診断
A病態
・微生物の病原性,宿主の免疫,解剖学的特性が発症に関与する.
・新生児期は産道を介して曝露するB群溶血性レンサ球菌,大腸菌による感染症が多く,乳幼児期は莢膜多糖体への免疫能の低さを反映し肺炎球菌,インフルエンザ菌感染症が多くなる.
・細菌による1次性のものと,ウイルス感染症に続発する2次性のものが混在する.
B診断
・症状と身体所見に基づく臨床診断が主体だが,必要時はグラム染色と一般細菌培養を軸とした病原体診断を行う.
・臨床診断から想定される感染部位から採取した検体を用いて培養検査を行う
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