診療支援
治療

小児の不整脈
arrhythmia in children
住友直方
(埼玉医科大学国際医療センター客員教授・小児心臓科)

頻度 ときどきみる

GL12020年改訂版 不整脈薬物治療ガイドライン

GL22021年 JCS/JHRS ガイドライン フォーカスアップデート版 不整脈非薬物治療

◆病態と診断

A病態

・頻拍性不整脈では動悸,失神,心不全,突然死などが起こる.乳幼児では顔色不良,哺乳低下,発汗などを呈する.

・徐脈性不整脈では全身倦怠感,易疲労感,労作時息切れ,浮腫,眼前暗黒感,めまい,ふらつき,失神,けいれんなどさまざまな病態を示す.また乳幼児では血圧低下,循環不全など心不全症状が出現することがある.

・各疾患の原因,機序は以下の通りである.

1)発作性上室頻拍:副伝導路を介する房室回帰頻拍(AVRT:atrioventricular reentrant tachycardia)が最も多く,次に房室結節リエントリー頻拍が多い.

2)心室頻拍:ファロー四徴術後,流出路起源〔左脚ブロック,下方軸(OTVT:outflow

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