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GL小児起立性調節障害診断・治療ガイドライン(2015)
治療のポイント
・思春期に多く,生理と病理の中間に位置する病態である.
・非薬物療法が治療の基本である.
・疾病教育による親子の疾病理解が重要である.
・中等症以上では薬物療法を併用する.
・心理社会的関与の強い患者は,専門機関への紹介を検討する.
◆病態と診断
A病態
・姿勢変換に伴う循環動態の代償的調節機構の破綻により,さまざまな症状を呈する.
・身体的機能障害と心理社会的因子からなる,幅広いスペクトラムをもつ.
・心理社会的ストレス,水分・睡眠の不足,身体廃用は,発症因子にも病態修飾因子にもなる.
B診断
・複数の特徴的な臨床症状が持続的に認められる場合に疑う.
・類似した臨床症状を呈する疾患(甲状腺機能障害,貧血,睡眠障害,うつ病など)の鑑別を行う.
・シェロング試験では起立直後性低血圧が診断できないため,新起立試験が望ましい.
・実生活での