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GL小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン(2013)
治療のポイント
・便秘の悪循環を正しく理解し,特に便塞栓を伴う場合にはその解除(disimpaction)を最優先に考える.
・成長障害,繰り返す嘔吐,血便や腹部膨満,腹部腫瘤,肛門の形態や位置異常,仙尾部皮膚異常所見などは,red flagsといわれ,背景に基礎疾患の存在が疑われる.
・排便自立後の便失禁,便意があるときに足を交叉させる,排便時の肛門痛,直腸脱の併発,病悩期間が長いことなどは,yellow flagsといわれ,初診から十分な治療介入が必要である.
◆病態と診断
A病態
・便秘とは「便が滞った,または便が出にくい状態」であり,便秘症とは「便秘による身体症状が現れ,診療や治療を必要とする場合」である.
・便塊の貯留→直腸の拡張→直腸の感受性鈍化→便意の消失→便塊の貯留(便塞栓)という便秘の悪循環が生じ,硬便の形成が排便時の苦