今日の診療
治療

小児の鉄欠乏性貧血
iron-deficiency anemia in children
石黒 精
(国立成育医療研究センター・教育研修センターセンター長(東京))

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治療のポイント

・鉄剤の内服が第1選択.食事療法も併用する.

・貧血の改善後も,貯蔵鉄を示す血清フェリチン値が20ng/mLを超えるまでは鉄剤を続け,合計約3~4か月間治療する.

・鉄剤に不応の場合は,きちんと内服しているか,慢性出血がないかを確認する.

◆病態と診断

A病態

・成長が著しく鉄需要の増える時期に,鉄摂取が不十分だと起こる.生後4か月以後の早産児,母乳栄養の乳児期後期,思春期に多い.思春期女子では,月経による鉄喪失とやせ願望による摂取不良が加わる.

・消化管出血や鼻出血反復が原因となる.牛乳の過剰摂取から,低蛋白血症を伴う貧血になりうる.

・マトリプターゼ2(TMPRSS6遺伝子)異常により,ヘプシジンが過剰に産生されて鉄吸収が抑制される鉄剤不応性鉄欠乏性貧血になる.

・言語学習能力の低下,注意力の低下,易刺激性などが現れることもある.

B診断

フェリチン値が低下した小球性低色素性

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