診療支援
治療

川崎病
Kawasaki disease
濱田洋通
(千葉大学大学院教授・小児病態学)

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GL1川崎病診断の手引き 改訂第6版(2019)

GL2川崎病急性期治療のガイドライン(2020年改訂版)

GL32020年改訂版 川崎病心臓血管後遺症の診断と治療に関するガイドライン

ニュートピックス

・COVID-19パンデミックによる社会隔離と感染予防策によって川崎病は35%減少し,感染症疫学と相関した.川崎病の原因の一部に,感染症に対する宿主反応の関与が示唆されている.

治療のポイント

・発熱10日以降から冠動脈瘤の合併率が上昇する.9日以内に診断し,治療開始することが重要である.

・生後6か月未満や3歳以上では発疹・発赤を認めないことがある.

・乳児発熱を診た場合,必ず川崎病の可能性を検討する.

・BCG接種部の発赤は,川崎病に特異的な所見である.

・一方,年長児では,頸部リンパ節腫脹,訴えとして「頸部の痛み,首が回らない」が多い.

◆病態と診断

A病態

・川崎病は急性の全身性血管炎である.

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