今日の診療
治療

小児の急性腎炎症候群
acute nephritic syndrome in children
幡谷浩史
(東京都立病院機構 東京都立小児総合医療センター・総合診療科部長)

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ニュートピックス

・2023~2024年にかけての冬期に,A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は過去10年で最大規模に流行し,溶連菌感染後急性糸球体腎炎による受診数・入院数が増えた.

治療のポイント

・支持療法が基本である.

・高血圧を認める場合には,入院による体液および血圧の管理が必要である.

◆病態と診断

A病態

・急性腎炎症候群とは,何らかの原因から急性に腎炎(血尿,蛋白尿,腎機能の低下)が発症し,その結果,乏尿,体液過剰,高血圧,浮腫などの症状が出現する疾患群である.

・小児では,A群β溶血レンサ球菌(GAS:group A β-hemolytic Streptococcus)による溶連菌感染後急性糸球体腎炎(APSGN:acute poststreptococcal glomerulonephritis)が原因の大半を占める.本項ではAPSGNを中心に記載する.

・GASの菌体成分に対する

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