頻度 よくみる
GLJAID/JSC感染症治療ガイド2023
治療のポイント
・小児の尿路感染症(UTI)の3大原因菌は,大腸菌,クレブシエラ属菌,プロテウス・ミラビリスである.
・単純性UTI(膀胱尿管逆流などの腎尿路異常のない患者)の原因菌は,大腸菌が90%近くを占めるので,第1~3世代セフェム系抗菌薬で治療を開始する.
・複雑性UTI(腎尿路異常のある患者)の原因菌としては緑膿菌や多剤耐性クレブシエラ属菌の可能性があるため,アンチバイオグラムなどを参考に抗菌薬を選択する.
◆病態と診断
A病態
・UTIの多くは上行性感染,すなわち腸内細菌叢由来の細菌が会陰部から尿道を経由して膀胱に達して下部UTI(膀胱炎など)を発症し,一部症例では細菌がさらに上行して腎に達し,上部UTI(急性腎盂腎炎など)を発症する.
・新生児では血行性感染の場合もある.
・上部UTIを発症した乳幼児の30~50%は膀胱尿管逆流(VU
関連リンク
- 治療薬マニュアル2025/セフトリアキソンナトリウム水和物《ロセフィン》
- 治療薬マニュアル2025/ピペラシリンナトリウム《ペントシリン》
- 治療薬マニュアル2025/セフジニル《セフゾン》
- 治療薬マニュアル2025/(合剤)スルファメトキサゾール・トリメトプリム(ST合剤)《バクタ バクトラミン》
- 新臨床内科学 第10版/1 急性腎盂腎炎,慢性腎盂腎炎
- 新臨床内科学 第10版/6 尿道炎
- 今日の診断指針 第9版/膿尿・細菌尿
- 今日の診断指針 第9版/急性腎盂腎炎・慢性腎盂腎炎
- 今日の診断指針 第9版/膀胱炎・腎盂腎炎
- 今日の診断指針 第9版/小児の尿路感染症
- 今日の小児治療指針 第17版/尿路感染症,膀胱尿管逆流