診療支援
治療

熱性けいれん(熱性発作)
febrile seizures
奥村彰久
(愛知医科大学教授・小児科学)

頻度 よくみる

GL熱性けいれん(熱性発作)診療ガイドライン2023

ニュートピックス

・「熱性けいれん診療ガイドライン2015」を改訂して「熱性けいれん(熱性発作)診療ガイドライン2023」が発刊された.

・Febrile seizuresの日本語訳として「熱性発作」が提唱されたが,当面は「熱性けいれん」と併記する方向である.

治療のポイント

・熱性けいれん(熱性発作)は良性疾患であり,適切な説明をすることで家族の不安を解消することが重要である.

・発熱時,ジアゼパム頓用による予防が有効であるが,その適応については慎重に検討するべきである.

・発作が5分以上止まらない場合は,ミダゾラム頬粘膜投与を考慮する.

◆病態と診断

A病態

発熱(一般に38℃以上)に伴う発作性疾患で,中枢神経感染症,代謝異常,その他の明らかな発作の原因を認めないものを指す.

・主に生後6~60か月に多いが,生後60か月を超えた小児でもま

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら

トライアル申込ボタンを押すとトライアル申込ページに遷移します

トライアルの申し込みが完了しましたら,ライセンス情報更新ボタンを押してください