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GL1頭痛の診療ガイドライン2021
GL2国際頭痛分類 第3版(2018)
治療のポイント
・主に片頭痛の治療研究から,小児ではプラセボ効果が成人よりも高いことが知られる.このため薬物療法を含めた治療のエビデンスが十分に担保されにくいが,個々の患者で頭痛日記を用いて丁寧に評価しながら治療を進める.
・頭部MRIで2次性頭痛が除外されたところで家族とともに安心して診療を終結するのではなく,1次性頭痛を正確に診断し,児の実質的な苦痛を秤量した治療を提案すること.
・頭痛をゼロにするのではなく,苦痛が1/3になることを目標として児や家族と共有する.
・心理社会的要因の関与が大きい慢性連日性頭痛の治療には,小児の発達段階および思春期心性,また発達障害特性への理解と対応を身につけた専門家の協力を仰ぐ.
◆病態と診断
A病態
・片頭痛では,脳血管や硬膜の知覚路を担う三叉神経終末が逆行性に興奮し,血管周囲
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