今日の診療
治療

チック症/トゥレット症(チック障害/トゥレット障害)
tic disorder/Tourette's disorder
岡田あゆみ
(岡山大学大学院准教授・小児医科学)

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GL小児チック症診療ガイドライン(2024)

治療のポイント

・治療の基本は,生活指導や疾病教育,環境調整である.

・日常生活に支障をきたす2次的な問題が発生している場合は,薬物療法を検討する.

・神経発達症や強迫症などの併存症が疑われる場合は,専門医へ紹介する.

◆病態と診断

A病態

・チックとは,突発的,急速,反復性,非律動性の運動または発声と定義されている.

・運動性チックと音声チックがある.単純型は瞬目など顔面のチック,咳払いや「アッ」などの発声,複雑型は一連の動きやエコラリア(反響言語)コプロラリア(汚言)などを認める.

・暫定的チック症(1年未満),持続性(慢性)運動または音声チック症(1年以上),トゥレット症(多彩な運動チックと音声チックの両方が1年以上持続)に分類される.

・男性に2~4倍多く有病率は約10%で,4~5歳に好発し多くは1年以内に改善する.トゥレット症は有病率0.

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