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GLアレルギー性結膜疾患診療ガイドライン(第3版)(2021)
治療のポイント
・アレルギー性結膜疾患には4疾患が含まれ,病型により治療方針が異なる.
・抗アレルギー点眼薬・免疫抑制点眼薬・ステロイド点眼薬などの点眼薬による局所療法が中心である.
・アレルギー性結膜炎は,自覚症状の改善を目的に抗アレルギー点眼薬で治療する.
・春季カタルは小児に好発し角膜障害をきたすため,免疫抑制点眼薬を用いる.
・ステロイド点眼薬は眼圧上昇をきたすことがあり,定期的に眼圧を測定する.
◆病態と診断
A病態
・アレルギー性結膜疾患はⅠ型アレルギーが関与する結膜の炎症性疾患で,アレルギー性結膜炎,アトピー性角結膜炎,春季カタル,巨大乳頭結膜炎の4疾患が含まれる.
・アレルギー性結膜炎は結膜の増殖性病変や顔面のアトピー性皮膚炎を伴わないもので,顔面のアトピー性皮膚炎に伴う慢性の結膜炎がアトピー性角結膜炎,結膜に巨大乳
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