今日の診療
治療

感染性角結膜炎
infectious keratitis and conjunctivitis
臼井智彦
(国際医療福祉大学教授(代表)・眼科学)

Ⅰ.感染性角膜炎

頻度 ときどきみる(先進国における年間発症率は人口10万人あたり数人から数十人と考えられている)

GL感染性角膜炎診療ガイドライン(第3版)(2023)

ニュートピックス

・2023年10月に「感染性角膜炎診療ガイドライン」が改訂され,第3版が発表された.

治療のポイント

・感染性角膜炎は,初期診断や治療を誤れば重篤な視機能障害を生じる可能性が高いため,原因微生物同定による確定診断と,適切な治療薬選択が重要である.

・そのため培養やPCRなど微生物同定に関して施行できない,また自家調製製剤の準備のない施設では,これらが可能な専門施設へのすみやかな紹介が重要である.

・後手に回った患者,角膜穿孔患者などでは,専門施設での外科治療(角膜移植,羊膜移植など)が必要となることもある.

◆病態と診断

A病態

・感染性角膜炎は,角膜に病原体が侵入・増殖することにより角膜炎が生じる疾患である.

・原因微生物は

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