今日の診療
治療

緑内障(全身疾患)
glaucoma(systemic disease)
檜森紀子
(東北大学大学院准教授・視覚抗加齢医工学)

GL1睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020

GL2緑内障診療ガイドライン(第5版)(2022)

Ⅰ.睡眠時無呼吸症候群と緑内障

治療のポイント

・Collaborative Normal-Tension Glaucoma Studyで提唱された通り,緑内障は視野保持のために眼圧を30%下降させる眼圧下降に重点をおいて治療しているが,眼圧が十分低いにもかかわらず視野進行を認める症例が存在する.

・緑内障は多因子疾患であり,生活・環境要因も発症に関与すると考えられ,睡眠時無呼吸症候群の早期治療介入は治療の観点から重要である.

◆病態と診断

A病態

・睡眠時無呼吸症候群の罹患率は,50代では女性で10%弱,男性で10~20%程度,70歳以上では女性で10%を超え,男性では20%を超える.

・睡眠時無呼吸症候群患者の2~27%が緑内障を合併していることが報告されている.

・緑内障患者の20~57%が

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