Ⅰ.眼窩疾患
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ニュートピックス
・神経線維腫1型における叢状神経線維腫に対する治療薬としてセルメチニブ硫酸塩が国内承認された.
治療のポイント
・圧迫性視神経症を疑う所見があれば治療を急ぐ.
・悪性リンパ腫,IgG4関連疾患,涙腺癌などは他科連携が必要である.
◆病態と診断
A病態
・眼窩疾患は眼窩腫瘍,眼窩炎症性疾患(甲状腺眼症,特発性眼窩炎症,眼窩蜂窩織炎),外傷の眼窩骨折,眼窩内異物など多岐にわたる.
・眼窩腫瘍は,成人では悪性リンパ腫やIgG4関連疾患,海綿状血管腫,多形腺腫,神経鞘腫など,小児ではデルモイドが多い.
・甲状腺眼症はバセドウ病やまれに橋本病に伴ってみられる眼窩組織の自己免疫性炎症性疾患で,結膜充血浮腫,眼瞼後退・遅滞や腫脹,眼球突出,複視など多彩な眼症候を呈し,重症例では視力障害をきたす.
・特発性眼窩炎症(炎症性偽腫瘍)は原因不明の眼窩炎症で,細菌感染による眼窩蜂窩織
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