今日の診療
治療

耳介・外耳道の先天異常(耳瘻孔を含む)
congenital anomalies of auricle and external ear canal
伊藤真人
(自治医科大学教授・耳鼻咽喉科学)

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GL形成外科診療ガイドライン2 2021年版 頭蓋顎顔面疾患(先天性・後天性)

治療のポイント

・両側性の外耳道閉鎖症・狭窄症では,生後早期から補聴器などの聴覚補償を行う.

・外耳道閉鎖症・狭窄症の手術は,外耳道・鼓室形成術と人工聴覚器手術がある.

・耳瘻孔の手術では,接する部分の耳介軟骨を合併切除する.

・小耳症における耳介形成術は,10歳前後に行う.

◆病態と診断

A病態

・耳介・外耳道の先天異常は,第1鰓弓,第2鰓弓から形成される発生過程の異常により生じ,高度,中等度,軽度の先天異常がある.

・高度の先天異常:小耳症,無耳症,外耳道閉鎖症・狭窄症は,重複してみられるものが多く(約80%),さらに中耳の形成異常を伴いやすい.発症頻度は,小耳症が約1万人に1人,先天性外耳道閉鎖症が1~2万人に1人であり片側性が多い.外耳道閉鎖症の主な症状は伝音難聴であり,片側性でも外耳道・鼓室形成術や人工聴

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