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治療のポイント
・鼓膜の発赤・膨隆に水疱形成を伴う急性鼓膜炎と,鼓膜の肥厚に肉芽形成を伴う慢性鼓膜炎がある.
・急性鼓膜炎は急性中耳炎や,鼻かみや耳抜き後に発症することが多く,鼓膜上に水疱を形成する.
・慢性鼓膜炎はほとんどが耳いじりによる外耳道炎が鼓膜に波及して生じ,鼓膜上に肉芽を形成する.
◆病態と診断
A急性鼓膜炎
・激しい耳痛.鼓膜上に淡黄色の内容物の水疱が形成され,約30%に鼓膜出血を認める.
・高音域を中心とした骨導閾値の上昇を約60%に認める.
・急性中耳炎では,インフルエンザなどのウイルス感染や,肺炎球菌などの細菌感染が原因.
・アレルギー性鼻炎や膿性鼻汁を伴うことが多い.咳や,鼻かみによる鼻咽腔から中耳腔への強い衝撃により破綻した血管から,鼓膜の上皮層下に浸出液が貯留して水疱が形成される.
B慢性鼓膜炎
・耳漏,瘙痒感.鼓膜上に肉芽が形成され,肉芽より分泌された耳漏により伝音
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