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GL小児急性中耳炎診療ガイドライン 2024年版
ニュートピックス
・COVID-19対策としてヨーロッパなどで大規模に実施されたロックダウンにより,小児の急性中耳炎が大幅に減少したと報告されている.
治療のポイント
・小児急性中耳炎の治療は,「小児急性中耳炎診療ガイドライン 2024年版」を参考に重症度分類を行い,治療方針を決定する.
・軽症例では抗菌薬を使用せずに経過観察を行う.
・小児急性中耳炎に対する抗菌薬の第1選択はアモキシシリン(AMPC)である.
・肺炎球菌ワクチンの定期接種化,抗菌薬の適正使用などにより,ペニシリン耐性肺炎球菌による重症の急性中耳炎は減少しているが,インフルエンザ菌の耐性化は進んでいる.
◆病態と診断
A病態
・小児急性中耳炎は,ウイルス性上気道炎が先行する.
・ウイルス感染により正常な局所免疫機構が破綻した結果,鼻咽腔で起因菌の増殖が起こり,耳管を経由して中耳腔に
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