診療支援
治療

アレルギー性鼻炎
allergic rhinitis
大久保公裕
(日本医科大学大学院教授・頭頸部感覚器科学分野)

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GL鼻アレルギー診療ガイドライン―通年性鼻炎と花粉症― 2024年版

ニュートピックス

・2024年3月に「鼻アレルギー診療ガイドライン―通年性鼻炎と花粉症― 2024年版」が改訂出版された.

◆病態と診断

A疫学

・アレルギー性鼻炎全体では1998年29.8%,2008年39.4%,2019年には49.2%と,10年で10%ずつ有病率が上昇している.

・スギ花粉症では同じく16.2%,26.5%,38.8%である.5~9歳ではここ20年間で7.5%から30.1%と約4倍に増加している.

・通年性アレルギー性鼻炎では18.7%,23.4%,24.5%で微増となっている.

B診断のポイント

・問診により,くしゃみ,鼻汁,鼻閉の症状の一定期間以上の継続を確認する.

・症状の季節性を確認する.

・血清特異的IgEあるいは皮膚反応での原因抗原の特定を行う.

・症状がある場合の鼻汁好酸球検査で陽性を確認する(

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