今日の診療
治療

咽喉頭異常感症
globus pharyngeus,globus sensation
熊井良彦
(長崎大学大学院教授・耳鼻咽喉・頭頸部外科学)

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ニュートピックス

・今まで有効な治療薬がないといわざるを得なかったが,最近漢方薬の有効性が多数報告されている.特に半夏厚朴湯は喉のつまり感に有効とする報告が散見される.

治療のポイント

・患者が咽喉頭に異常感を訴えるが,通常の耳鼻咽喉科的視診によって訴えに見合うような器質的病変を局所に認めないものをいう.

・咽喉頭異常感をきたす原因と考えられる原疾患に対する治療を行う.

・改善の度合いは患者自身の判定による.

・心身両面からの対応が必要な場合もある.

・便益が証明されている薬剤はないが,最近漢方薬(半夏厚朴湯や柴朴湯)が有効とされる.

◆病態と診断

A病態

・特異的な病因や器質的な機序は確立されていない.

・大きく局所的要因全身的要因精神的要因の3つに分けられる.

 1)局所的要因(全体の80%):①胃食道逆流(GERDや食道異物など),②喉頭アレルギー,③慢性副鼻腔炎,慢性喉頭炎,外傷,④甲状

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