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GL顔面神経麻痺診療ガイドライン 2023年版
ニュートピックス
・「顔面神経麻痺診療の手引(2011年版)」を改訂する形で,「顔面神経麻痺診療ガイドライン 2023年版」が作成された.ベル麻痺,ラムゼイ・ハント症候群(以下,ハント症候群)の診療エビデンスを更新するとともに,外傷性顔面神経麻痺も対象としている.また治療では,リハビリテーションについても言及している.
治療のポイント
・ベル麻痺は原因不明の顔面神経麻痺(特発性)であるが,その治療においては副腎皮質ステロイドの全身投与が強く推奨される.
・ハント症候群における顔面神経麻痺の予後は不良であり,抗ウイルス薬の投与が強く推奨される.
・外傷性顔面神経麻痺については,薬物・手術のどちらも治療エビデンスは低いものの,難聴などそのほかの因子もかかわるため,発症当初からの専門医へのコンサルトが推奨される.
◆病態と診断
A病態
・顔面神経麻
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