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Ⅰ.顎関節症
GL顎関節症初期治療診療ガイドライン 2023 改訂版
治療のポイント
・口腔機能の異常として開口不全や疼痛が認められることが多い.
・治療に際しては症状の消失による日常生活の改善を目指す.
◆病態と診断
A病態
・顎関節症は,顎関節や咀嚼筋の疼痛,顎関節雑音,開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする障害の包括的診断名である.
・顎関節症は日常生活を含めた環境因子・行動因子・宿主因子・時間的因子などの多因子が積み重なり個体の耐性を超えた場合に発症するとされている.
・環境因子として緊張する仕事,多忙な生活,対人関係の緊張など,行動因子として硬固物咀嚼,長時間咀嚼,楽器演奏,長時間のデスクワーク,重量物運搬,ある種のスポーツなどがあり,習癖としてブラキシズム,日中の姿勢,睡眠時の姿勢などがある.
・顎関節症の病態分類としては咀嚼筋痛障害(Ⅰ型),顎関節痛障害(Ⅱ型),顎関節円板障害(
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